梅雨来たり明けて夏本番12 [ペン]
二ヶ月に亘ってレポートを続けたビーディットボールペンを作り終えました。
その数3本ですが内1本は直ぐにプレゼントでお嫁入り(^^)
木軸の樹種はカリンで内1本手持ち材も残り少無くなった貴重な杢模様。
最近は材料の調達をしていませんので使い切ったら終わりです。
長年のペン作りも木工もの作りのペースが落ちて次にその気になるのはいつの事やら(*^^*)
ビーディットボールペン12 完
三本完成
上からカリン、カリン杢、カリン
ストック
ボールペン各種と左から5番目は万年筆
梅雨来たり明けて夏本番11 [ペン]
組み立て成ったビーディットボールペンをスタンダード型と比べて見ましょう。
作り方は同じなのに金具の型が少し装飾的で価格が高いだけで格上のペンになりました。
作り手のウデに関係なくグレードアップ出来るのは気が引けますが一般でもまま有る事。
商品としては価格も上がるのですが趣味道楽では関係無し。
作品の殆どがプレゼントか同好会の展示即売ですから作り手の勝手気儘です(*^^)v
ビーディットボールペン11
一本完成
ペン先金具
スタンダード型とビーディット型
中間金具
スタンダード型とビーディット型
クリップ
スタンダード型とビーディット型
梅雨来たり明けて夏本番10 [ペン]
ペン木軸が出来上がるといよいよ金具の取り付けです。
ペンの種類に依って金具の形状はいろいろですが取り付け方法はほぼ同じ。
金具はペン先、中間金具、クリップ金具を夫々の木軸にプレス圧入。
ペン組み立て専用のプレス機も販売されていますが当方は始めからボール盤を使用。
ボール盤の圧入力は穴あけ用の力で充分(*^^)v
ビーディットボールペン10
組み立て
ペン先金具圧入→クリップ
芯金具→替え芯を入れて組み立て完了
梅雨来たり明けて夏本番9 [ペン]
ペン作りも間が空くと各工程は初心に戻って仕様を確認し乍らの進行です。
多分で進めると勘違いなどで思わぬ失敗が生じます。
今回のビーディットボールペンはペン金具がちょっとした装飾造りになっていて高額品。
ペンとしての使い方に違いは無いものの他と比べると何となく高級品の感じ。
作り手も使う方も見た目でそれを実感します(*^^)v
ビーディットボールペン9
部品一式
ペン先、中間、クリップの各金具に二輪の凹凸装飾がこのペンの特徴
組み立て要領
組み立て順は作り手の自由
梅雨来たり明けて夏本番8 [ペン]
ペン木軸の形状削りが出来た次はその表面処理。
昔、家から車で小一時間の浜松木工旋盤同好会へ通っていた頃に覚えた特殊技術です。
木工品の表面処理方法は千差万別で色や透明塗装、艶出しの他硬化処理等々。
その中でもペン木軸には木肌を活かした透明硬化処理が最も相応しい感じ。
作り手の好みにも依りますが手作り感と見てくれや強度は抜群(*^^)v
ビーディットボールペン8
表面処理
特殊瞬間接着剤と乾燥スプレー
接着剤塗布
旋盤をスロー回転させて塗布、飛び散ったり肌に付くとキケン
表面硬化
上は処理前、下は処理後