いろいろ作ってもう霜つ木15 [ペン]
工程がいろいろと難しいと言っても他のペン作りと大同小異のマグネット万年筆。
ケヤキ木軸を仕上げた次は初めての大人でも子供でも出来る金具の取り付けです。
各金具を取り付けて組み立てるには専用のペンプレスが販売されていますが・・・
こっちはケチってボール盤を代用。
ボール盤のドリルチャックに木製のプレス棒を着けて台に木のブロックを置いてその上に木軸を立てて組み立て準備完了。
後は木軸に夫々の異なった金具を間違えない様に押し込むだけ。
木軸のパイプへ斜めにならない様に真っ直ぐに少しずつプレスしてチョン!(^^♪
マグネット万年筆15
ケヤキ木軸
接着剤での特殊ハードコーティングを済ませて木軸出来上がり
キャップ口金
マグネット万年筆の主役は他の金具がくっ付く+極の口金
プレス代わりのボール盤で木軸パイプに圧入
いろいろ作ってもう霜つ木14 [ペン]
2本繋ぎ木軸をキャップ側と軸側を別々に削るハメになったマグネット万年筆。
それはそれでペン作りを楽しめるので手間は厭いません。
木軸削りの最終工程は接着剤での特殊ハードコーティング。
塗りと乾燥を繰り返しのコーティングが済んでも油断は禁物。
切削ジグのペンマンドレルから木軸とブッシュを外す時が要注意。
接着剤でくっ付いた木軸とブッシュをその儘離そうとすれば木軸の端がパリッ!
これは経験してこそ知る思わぬトラブルで対処が必要。
コーティング初めての時のイタイ思いが今に活きています(*^^*)
マグネット万年筆14
軸側1本
長い木軸をセットしてスタンバイ
表面仕上
先に作ったキャップ側と同様にペーパー磨き
コーティングの密着を高める為にペーパーは細目ではなく♯180
コーティング
塗り乾燥4回繰り返し後はブッシュの金具に付いた接着剤を削り落とし
木軸と金具との境目に接着剤が付いた儘では外す時に木軸端が欠けます
いろいろ作ってもう霜つ木13 [ペン]
木軸ペン作りはある程度の基本はあってもその方法はターナー次第で千差万別。
特に軸の表面仕上げは無垢そのままやオイル塗布や着色など諸々。
我が手作りペンは他ではあまり見た事が無い特殊な処理で仕上げます。
それは少しキケンが伴う接着剤でのハードコーティング。
使う接着剤は低粘度で乾燥は遅いものの瞬間接着系の強力剤。
輸入品で国内ではホームセンター等で探しても同等品が見当たりません。
低速回転で軸に塗布するも手に付いたり飛び散ったりするとキケン極まりない作業。
幸いにも失敗してキケンな目に合った事は無くて今やベテランの域(おいおい)(*^^)v
マグネット万年筆13
キャップ木軸仕上げ
両端の径をブッシュに合わせ少し膨らみを付けてペーパー磨き
コーティング(撮り忘れて以前の画像)
低粘度接着剤と硬化処理スプレー
旋盤の購入時からお世話になっている木工旋盤同好会直伝の表面処理
コーティング
低速回転で左右に素早く動かせて処理
右人差し指にペン部品が入っていたビニール袋を被せて接着剤塗布
ちょっと休憩
冷え込む朝もあってムラサキカタバミ以外は花が無くなって寂しい我が家の庭。
センリョウの実が真っ赤に目立つその中にピンクの花が一輪。
二年前にご近所さんから頂いた鉢植えのダイヤモンドリリーが今年も咲きました。
株は増えたのに去年二輪咲いたのが今年は一輪。
そう言えば鉢に土を少し足しただけで肥料はとんと忘れていました。
花を見てからでは遅過ぎですがホワイトボールなる大粒の肥料を7,8粒。
これで来年はバッチリ(*^^*)
ダイヤモンドリリー
今年は花が1本だけでその分80センチもある背高ノッポ
一輪
10センチくらいの花は怪しげな雰囲気
いろいろ作ってもう霜つ木12 [ペン]
マグネット万年筆は普通の万年筆よりも少し長くて太軸です。
前に初めて作った時もそう感じた筈なのにコロッと忘れていました。
木軸削りのジグのマンドレルにキャップ側と軸側の2本同時セットが不可。
ブッシュを含めた全体が5ミリ程マンドレルからはみ出してねじ留めが出来ません。
已む無く1本ずつキャップ側から削る事にしますが製作図にその事を追記の必要あり。
マンドレルは既成品で長さが統一されていてもペン金具は長さが考慮されていない?
ペン作りは軸が2本繋ぎが殆どなのにマンドレルと金具は連携されてないのでしょうか。
いずれも外国製ですが若しかすると木軸は1本ずつ削るのが立て前?(^_-)-☆
マグネット万年筆12
セット図
一年前に初めて作った時の図
ブッシュは当時の手製
想定外
前に作った時の記憶が定かでは無くマンドレルが寸足らず
木軸2本が一度にセット出来ずキャップ側から切削開始
いろいろ作ってもう霜つ木11 [ペン]
一つの出来ごとから連鎖して次々に関連した事が起こるのは時々ある事。
頼まれもののマグネット万年筆がそれ。
カリンコブ材の木軸穴あけに失敗したのに端を発して高価なドリルビットを購入の次は。
ペン作りには欠かせない径ゲージのブッシュ。
ボールペンにしろ万年筆にしろ木軸削りは旋盤にマンドレルをセット。
そのマンドレルにブッシュと木軸を交互に通してセット。
節約の意味もありますが初めての型のペンを作る時は大方はブッシュも手作り。
今回はものの弾みで金属製の専用ブッシュを買ってしまいました(*^^)v
マグネット万年筆11
手製のブッシュ
木軸削りでキャップ側と軸側端部の径ゲージ4個
前回のマグネット万年筆作りの時に堅木と金属ワッシャーで作ったもの
ブッシュ新調
もの入り序に専用品を購入
手製ブッシュでマグネット万年筆3本作った後残り1本を作る時に使う予定
いろいろ作ってもう霜つ木10 [ペン]
木軸作りですったもんだの末その原因となったカリンコブ材を含めてマグネット万年筆3セット分が揃いました。
正式名はグラデュエイト万年筆(金具の商品名)ですが分かり易くマグネット万年筆。
金具全てがマグネットと思いきや実際にはキャップの口金1個だけが+極で他は-極。
磁石は+と-でくっ付くと知るだけで普通の金属が-なのかは定かではありません。
キャップの口金にだけ周りの金物がくっ付いて他のペン金具にはくっ付かないのです。
よくよく考えると磁石は腕時計やCDやUSBメモリには危険物質では?
マグネット万年筆は大丈夫?危ういペン作りもう後には引けません(*^^*)
マグネット万年筆10
木軸1セット
ケヤキ材の軸側とキャップ側
部品一式
マグネット部品は左上のキャップ口金だけで他は普通の金属部品
ちょっと休憩
もう何年も紅葉狩りに出掛けていません。
当地東三河南部は温暖で他のあちこちの紅葉の名所には程遠い初冬です。
ウォーキング通いの近くの大池公園にはイチョウの他に紅葉する木は??。
桜の葉は枝に残った枯れ葉の中に赤っぽい葉がチラホラ。
公園内の木の名前は殆ど知りませんがイチョウの他に紅葉と見えるのは数本。
遠くに見える山も近くの山も赤や黄色に見える所はありません。
自分が知らないだけですぐ近くにも綺麗な場所があるかもね(*^_^*)
プラタナス
秋の終わりに実が落ちて少し色付いて後は枯れ葉に
カエデ?
近くへ寄った事が無い駐輪場の屋根の向こう
公園内で数少ない紅葉と呼べる木
我が家の四季咲き
春から初冬まで何回も咲くバラ
二、三回切ったのに今年は伸びが良くて二階のベランダ迄届きそう
いろいろ作ってもう霜つ木9 [ペン]
木工用ドリルでカリンコブ材の穴あけに失敗して後々の為に購入した高価な鉄工ドリル。
12.5∮はマグネット万年筆の他に使う予定は無いのでならばともう一度コブ材に挑戦。
コブ材が貴重と言っても使わなければ意味が無いと残り僅かなストック材で木軸作り。
鉄工ドリルのお蔭で脆いコブ材に12.5∮穴を楽々あけられました(夢中で画像撮らず^^)。
弘法筆を選ばずとは偉人名人の事で木工道楽には適した道具を使うのが一番。
自分のもの作りで時々言う難しい加工もウデでカバー何て出来たのが偶々のお話し。
銘木を無駄にして後の祭りでしたが良い教訓になりました(負け惜しみ)(*^^)v
マグネット万年筆9
パイプの挿入
木軸穴と黄銅パイプの両方にゴム系ボンドを塗って接着
左から作り直しのカリンコブ、ケヤキ、メープル2セット
端面仕上げ
ケヤキ木軸両端を面一に仕上げ
黄銅パイプは柔らかいので木部と一緒に削れます
いろいろ作ってもう霜つ木8 [ペン]
消費税率引き上げは僅かな様でもペン作りに迄じわじわと影響を及ぼして来ました。
マグネット万年筆の木軸作りで貴重なカリンコブ材をドリルの誤使用で無駄使い。
木工用の12.5∮ドリルを使って脆いコブ材の穴あけは元々が無理でした。
それに懲りてこの際鉄工用の12.5∮と別にも万年筆用の備品を買って大散財。
残り少なくなった貴重材を更に使うのは止めて代わりにケヤキ材にした前回のレポート。
後手に回った感ですが大散財も道楽の為ならと自分に言い聞かせてです(*^^*)
マグネット万年筆8
鉄工用12.5∮
木工ドリルの3倍と予想以上に高額なるもホームセンターで新調
パイプ
ドリルの散財序にパイプの3セット品を通販から購入
運賃の方が高く付くので他の買い物もして尚散財(-_-;)