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あ~木よ来い7 [ペン]

一般の木工品の仕上げ精度は0.1ミリ単位で接ぎのある場合は指に引っ掛からない程度。
ペン木軸の精度もそれに類するものの精密部品の金具に繋ぐので本当は0.05ミリ単位。
 
木軸をペンマンドレルにセットして削り径をスペーサーゲージにぴったり合わせます。
仮に木軸が0.1ミリ太く仕上がったとすると後からの表面処理被膜で段ちが更に大きく。
 
表面処理には特殊な液体接着剤をを使ってコーティングを3,4回の繰り返し。
その被膜は多分0.01ミリ程度で重ね塗りでの厚み合計は約0.05ミリ程度。
 
いちいち測る訳ではないのですが頼りは指先の触感で接ぎ目の段ちが気にならない事。
木軸径に精密さが必要な所以ですがペン作りにそんな隠れた努力が(*^^)v
 
万年筆7
7万年筆14.JPG
仕上げ削り
各木軸の両端をスペーサ径に合わせて精密削りとペーパー磨き
 
7万年筆15.JPG
コーティング
毎度の事なのでコーティングの様子は省略です(^_-)-☆
1/100ミリ単位の薄い被膜で今回は4回の重ね塗り

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ちょっと休憩

このところウォーキングは二の次で公園内の諸々ウォッチングに出掛けています。
木工レポートとは違って撮り貯め無しの本物のライヴ(但し前日の^^)。
 
相変わらずの朝からの暑さですが公園に入って5分程歩いた場所で清々しい光景。
ツツジの植え込みに雑草やらツルの伸びた中から白ユリがポッ!
 
反対側の大池の真ん中辺りに白っぽい大きな鳥とカモが二羽。
ユリに背を向けて撮った遠景なので画像編集で少しボヤけましたがそれなりのショット。
 
草花でも鳥などの生きものでも同じ場面は無くてその時が初めての出会い。
気軽に向けるデジカメはカメラと言うよりもポケットレコーダーです(*^_^*)
 
テッポウユリ.JPG
ユリ
テッポウユリ?山ユリの種類?
サツキの植え込みの中から一本だけ背伸びして咲いていました
 
シラサギ.JPG
シラサギ?
大池公園で初めて目にしました
遠景画像からのトリミングでピンボケが残念
 
カモ2.JPG
早くもカモ
これもトリミングでピンボケになりましたがその内たくさん渡って来ます

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あ~木よ来い6 [ペン]

ぺん作りの醍醐味は何と言っても木軸の仕上げ削り。
材料から始まって諸々の削りがありますが木軸は精密加工の重要部品。
 
特に木軸両端は径ゲージのスペーサにきっちり合わせて削らないと金具を嵌めた時に段ちが出来てそれ迄の作業も折角の銘木も台無しになります。
 
先ずは削りの段取りで精密削りのスタンバイ。
成功率は99%以上でも削り損なえばその分の失敗は100%。
 
段取り中でも思わず緊張(でも無い)(*^_^*)
 
万年筆6
6万年筆12.JPG
ペンマンドレル
ペンの種類に依って使い分ける木軸削り専用のジグと木軸2組
 
6万年筆13.JPG
セット
木軸を通してキャップ側とペン先側の両端に径ゲージのスペーサーを装填
木目の繫ぎ部は揃えますが作り手に依ってセットの向きが異なります

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あ~木よ来い5 [ペン]

ハンドメイド木軸ペンの構造は木軸に専用の黄銅チューブを通して金具を装着。
万年筆の場合はペン先のねじ込み金具、軸尻のキャップ留め金具、クリップ留め金具。
 
チューブ2本と留め金具の他にペン先、キャップ金具、クリップと固定ネジで部品数9点。
木軸2本共で合計11点の構成を如何に見映え良く組み立てるかがウデの見せどころ。
 
それには一点一か所ずつ丁寧にきれいに仕上げて行くのが難しくもあり楽しみな事です。
ややこしそうですが今までに各種何十(計何百)と作って失敗は数本?(*^^)v
 
万年筆5
5万年筆10.JPG
チューブ
木軸の9.5∮穴に専用チューブを通して接着
チューブの外径は0.01ミリ単位の精密寸法で9.5穴に適応
 
5万年筆11.JPG
端面
木軸とチューブを面一に切削仕上げ
木工旋盤用の刃ものは木だけでなく黄銅チューブも切削可能

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あ~木よ来い4 [ペン]

ペン作りでの木軸はボールペンでも万年筆でも長短二種類を使います。
中にはボールペンでワンピースタイプの一本ものもありますが万年筆は二軸型が普通。
 
ペン金具には型式がいろいろ有ってペン先やクリップを留める為にチューブ(管)を使用。
そのチューブも金具に依って径や長さが異なります。
 
日本で万年筆と言えばペン先に被るキャップを外してペン軸尻に留めるのが普通。
処が欧米型の万年筆の中にはキャップを外しても軸尻に留めず脇に置くタイプも有り。
 
キャップを外してもペン軸が一体にならずバラバラなのは几帳面な日本人には何か不安。
そこで今回は極普通の書く時はキャップが軸尻に留まる型を作ります(^^♪
 
万年筆4
4万年筆8.JPG
軸穴
中に通す黄銅チューブ用に9.5∮の穴あけ
 
4万年筆9.JPG
長短
ペン先側とキャップ側の二種類

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ちょっと休憩

ウォーキングに行ったいつもの大池公園で植木の新発見。
先日見かけて写真に撮ったもののネットで調べても分からず日を置いて更に検索。
 
花はどんなだったのか覚えが無く緑色の1センチほどの実を頼りにサイトをあちこち。
何十どころか百くらいの画像の中からようやく見つけたその名はトベラ。
 
?外来種?と思いきや日本在来種の低木常緑樹。
トベラ←扉となった経緯は葉も枝も切ると異臭がして家の魔除けの飾りになるとか。
 
へぇ~節分のイワシのアタマの他にもあったとは知りませんでした(*^^*)
 
トベラ1.JPG
トベラ
長年のウォーキング通いでも気付かなかった公園入口の植え込み
間を置いて10本くらいも植わっていました
 
トベラ2.JPGトベラ3.jpg
実                       花(ネットより)
外来種ではなくて日本や東南アジアでの低木常緑樹と初めて知りました

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あ~木よ来い3 [ペン]

ケヤキ材はペン木軸の他にも趣味のもの作りではよく使います。
案外と厄介で製材して何十年経っても古木の何百年ものでも変形し易い材料。
 
建物から解体された古木材でもその後の木取りに依っては反りは勿論の事下手に器類の蓋物にすると日が経ってから合わせ目が食い違ったりしてイタイ目に遭います(経験^^)。
 
ペン木軸用には筒状にして金具を嵌めるのでお蔭さまで変形の心配は有りません。
木目も奇を衒わずひと目でケヤキと分かるそれらしく仕上げます(^^♪
 
万年筆3
3万年筆5.JPG
仕上げ削り
木目の具合を見るために18∮棒の表面をきれいに削ります
 
3万年筆6.JPG
3本
この中から木目の良い部分を選んで万年筆2本分に使用
 
3万年筆7.JPG
ペンブランク
銘木とは行かないまでもケヤキ独特の木目と色

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あ~木よ来い2 [ペン]

ペン作りの大方はその木軸の樹種や木目で出来映えが決まります。
普通と言おうかその殆どは珍しい木目や色の銘木と言われる希少材を使用。
 
今回依頼を受けた方は国産で知名度の高いケヤキ材を希望されました。
ケヤキは木目が多様でピンキリですが古木は銘木と言えばそうとも言えます。
 
中には他の樹種と見間違える様な木目や色も。
そこで誰が見てもケヤキと分かる普通の木目のをペン木軸に使う事に。
 
天然木の場合は例え同じ樹種でもまるで同じ木目は無いので希少と言えば希少です。
二本と無い木目のケヤキ軸作ります(*^^)v
  
万年筆2
2万年筆3.JPG
丸棒作り
20角材の角を落として約18∮の丸棒に
 
2万年筆4.JPG
向きを換えて
始めに丸く削った部分を旋盤に付け直して反対側から切削
チャックの代わりにドライブビットを使えば一度に削れるも段取りが面倒

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あ~木よ来い [ペン]

例年にも増して厳しい暑さが続いて春ならぬ秋よ来い早~く来いと言いたくなります。
お蔭で8月の木工もの作りはおもちゃの一品だけを一か月掛かりで凌ぎました。
 
木工旋盤加工も手細工も汗まみれになるのを敬遠でしたが好きな事には勝てません(^^♪
9月に入って涼しくなるのを待ちきれず頼まれもののケヤキ軸の万年筆を作ります。
 
万年筆を始めボールペンもシャープペンシルもアマチュアが入手出来るその金具はほぼ100%が輸入品で専門の通販か業者から購入します。
 
木工旋盤のご縁でお世話になっている同好会ではペン金具の種類も独特で格安。
他には無い木軸の木目は世界にこれ一本の万年筆作ります(*^^)v
 
万年筆
1万年筆1.JPG
ケヤキ材
手持ち材からペン用の20角に切り出し
 
1万年筆2.jpg
自前の製作マニュアル
古いお付き合いの木工旋盤同好会から入手の金具のマニュアルは英文の為自分で分かり易く作成しました

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ちょっとねこ

三河弁たろおだぞん[猫]ようやっと9月になったじゃん!
ほいでも昼間はちいとも涼しく感じんけどみんなもそうかん?
 
ここいら東三河地方の天気予報じゃいっくら暑くても35°以上にゃならんだに
ほいだけど絶対もっと高くて違っとるって周りじゃ言っとるわ
 
わしゃがねこんとうだって暑いと思うに
前はやだったに今年からクーラーの部屋でもへっちゃらになったもん
 
さぶいのもやだけど暑いのもかなわんにゃぁ
 
たろお2.JPG
朝は涼しかった
とっきどき朝だけ涼しい時があるもんで二階のベランダ側でうろうろ
 
たろお1.jpg
ふう~
夜になるとちいとましだけど昼間の外はどえらい暑かったに
 
たろお3.JPG
クーラー効き過ぎじゃん
ひとさまとねこは体感温度が違うだわ

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